甘口・辛口って言うけど、何がどう違うの?(1)

部長、今晩日本酒度+45、幻の超弩級辛口純米大吟醸を飲めるお店に連れてってくれるんですよね? 楽しみだな~
日本酒を選ぶ際に、まず気にするのが吟醸・大吟醸など特定名称酒(特定名称についてはコチラ)のどれなのか(もしくはそれ以外)、そして甘口なのか辛口なのか、ではないでしょうか。

日本酒のラベルには、「淡麗辛口」「濃醇甘口」といった言葉が書かれたものがあります。
「淡麗辛口」と聞けば「スッキリしててキレが良いんだろうな」とイメージできるし、「濃醇甘口」と聞けば「まったりとふくよかな甘めのお酒なんだろうな」と思いますよね。

しかし実際の日本酒の甘口・辛口という表現は、実際に飲んだときの甘さ辛さとはズレがあります。「甘口」と書かれたお酒を飲んで「どうも甘くないな」と感じたことがありませんか?

「そもそも米のでんぷんをブドウ糖に変えてるんだから日本酒に辛口なんかないよ」などと身も蓋もないことを言う人もいますが、それでは話が終わってしまうのでもう少し詳しく見ていきましょう。

日本酒の甘口・辛口の最も代表的な目安として「日本酒度」とうものがあります。アルコール度数のことではありません。
日本酒度は清酒の比重を表す言葉で、日本酒度計という秤を使ってきちんと数値化できる指標の一つです。通常「-6から+6」の範囲で記されています。
清酒の中には糖分が含まれています。糖分は重いので、糖分が多いほど日本酒度はマイナスに傾きます。そして糖分が少ないほどプラスに傾きます。

つまりマイナスが大きいほど甘口、プラスが大きいほど辛口の清酒になるのです。日本酒度は実際にラベルに記載されているお酒も多く見られます。

ですが先ほども言った通り、甘口・辛口を日本酒度だけで判断すると、「思ったよりも甘くない・辛くないな」という事態に陥りがちです。

そこで日本酒の味の目安となるもう一つの代表的な指標、「酸度」が出てくるのですが、続きはまたこの次で。

日本酒度+20の超辛口 亀の井酒造 吟醸超辛口 ばくれん 1.8L限定品